コサージュをどのように付ければよいか、 茎は上向きが良いのか、それとも下向きが適切なのか迷ったことがあります。
実は、コサージュには「正しい付け方」というものが特に定められていません。
それぞれのコサージュの形状に合わせて、適切だと思われる方向に付けるだけで十分です。
この記事では、コサージュの美しい付け方や、最も映える位置について詳しく解説します。
コサージュを付ける際の茎の位置と方向
コサージュを付ける上でよくある疑問の一つが、茎の位置に関するものです。
一部には、式典に応じて茎の向きを変えるべきだとか、上にすべきだという誤解が存在しますが、実際にはそうした決まりごとはありません。
茎が上向きだとコサージュがより美しく見えるならそのようにしても良いし、逆に下向きの方がバランスが取れていると感じるなら、下向きに付けても問題ありません。
自分が思う最も魅力的な方向に合わせて調整することができます。
茎が斜めになってしまっても大丈夫です。
また、最近では茎のないコサージュも増えているため、茎の向きについて悩む必要は少なくなっています。
もし茎の位置が気になる場合は、適宜カットするか調整しても良いでしょう。
ただし、カットする際には他の部分を傷つけないように注意が必要です。
コサージュの最適な位置と着け方
コサージュの着け場所に決まりはありません。
左右どちらに着けても構いません。
一般的には、多くの人が右利きなので左側に着けることが多いですが、左利きの人や特定の服装に合わせる場合に右側に着けても問題はありません。
これに関するマナー違反は存在しません。
コサージュを着けるときは、鎖骨の辺りが理想的な位置です。
これにより全体のバランスが取れ、見た目にも美しく映ります。
以下では、ジャケットの種類に応じたコサージュの推奨される着け方を紹介します。
ノーカラージャケット
ノーカラージャケットの場合、ジャケットの最上部のボタンと肩の間、鎖骨近くにコサージュを着けるのがおすすめです。
この位置にコサージュを下向きに配置すると、シンプルでありながら洗練された印象になります。
テーラードジャケット
テーラードジャケットを着る場合は、襟の開始部と終わりの間、特に上襟と下襟の間にコサージュを着けることで、すっきりとした見た目になります。
襟が大きめのデザインの場合は、より鎖骨近くに着けるとバランスが良いでしょう。
丸襟ジャケット
丸襟ジャケットを着用する際は、襟そのものにコサージュを着けると見た目のバランスが悪くなることがあります。
そのため、襟の端か鎖骨の近くに着けることをお勧めします。
顔を小さく見せたい時や大きなアクセサリーを併用する場合は、顔から少し離れた位置にコサージュを着けると効果的です。
しかし、胸元に近づけすぎると幼い印象を与えることがあるため、適度な位置でバランスを取ることが重要です。
コサージュの適切な取り付け方法
コサージュを取り付ける際には、安全ピンとクリップの2つの方法が一般的です。
クリップは襟に簡単に挟める利点があり、ピンのように布に痕を残さないため、便利です。
しかし、クリップを使用すると、コサージュが動いて襟が乱れたり、コサージュ自体がひっくり返る可能性があります。
これは、コサージュの重みで襟が不安定になるからです。
より安定してコサージュを固定する場合は、安全ピンの使用をお勧めします。
安全ピンを使う際は、布をたっぷりと取って固定することがポイントです。
これにより、コサージュは安定し、見た目も美しく整います。
安全ピンの跡が気になる場合は、襟の縫い目や隠れる部分に挿すと目立ちにくくなります。
ただし、ピンを挿すときは布を引っ張りすぎないようにし、髪の毛が引っかかるのを防ぐためにも注意が必要です。
まとめ
コサージュを着ける位置や方向に厳格なルールはありません。
茎の向きも、全体のバランスを見て自由に調整できます。
コサージュの取り付け位置と方向は、トータルバランスを考慮しながら選ぶことが大切です。
鏡を見ながら調整し、最もバランスが良く見える位置に着けるようにしましょう。
クリップで固定する方法は安定感が低いため、コサージュの取り付けには安全ピンを使うことを推奨します。
安全ピンを使う場合は、布をしっかりと掴んで固定することで、コサージュが美しく映えるようになります。