妻の理想はやはり「家事をしてくれる旦那」ではないでしょうか。
結婚する前は自分のことは自分でやっていた彼が、夫になった途端「家事丸投げ旦那」になってしまったというのはよく聞く話です。
この記事では私たち「妻」が「家事をしてくれる旦那」を諦めないためにできることをご提案します。
それは「やる事リストを共有する」と「やり方・タイミングはお任せする」です。
家事をしない夫の心理を考え、押し付けるでも諦めるでもない夫婦を目指して、二人でできる事を妻の視点で考えてみました。
家事をしない夫の心理とは? なぜ家事をしてくれないのか
まずは、どうして家事をしてくれないのか。
家事をしない夫の心理について考えてみましょう。
疲れているから
外で働いてきて疲れていて、全てが面倒くさく感じてしまうというのが大きな理由の一つではないでしょうか。
確かに会社では気を使うし、成果を上げなければならないというプレッシャーもあるでしょう。
単純に肉体的に疲れることもあるかと思います。
疲れている時の溜まった食器、風呂洗いの面倒臭さは私たち妻側が一番良く知っていますよね。
やり方が違う
意外と夫は妻の仕事ぶりを見ています。
細かいところで「自分とはやり方が違うな」とか「もっとこうしたら良いのに」という思いを抱えているかもしれません。
また、以前家事をしてくれた時に、妻から「そうじゃない」と指摘されたことを根に持っている可能性もあります。
仕事のやり方の違いでイライラして、見ないふりをしたことはありませんか?
自分と相容れないものは、極力避けたいものでしょう。
ちなみに我が家は「洗濯物の取り込み方」の違いで、大喧嘩に発展したことがあります。
それ以来、夫は洗濯物を取り込みませんし、私も洗濯物の取り込みをお願いしません。
そもそも何をすれば良いかわからない
新しい職場に行った時、最初は何をすれば良いかわかりませんよね。
慣れてくれば自分で考えて行動もできるでしょうが、慣れるまではむしろ指示を出してくれた方が動きやすいものです。
家事もそれと同じで、「今何をすべきか」を理解して行動に移すまでは訓練が必要です。
仕事から帰ってきてやるべき家事、休日にやるべき家事は、日頃からやっていないとわかりません。
会社で仕事する時に「目についたものからやってください」と言われても動けませんよね。
それと同じく、家でやるべき仕事を理解していなければ、自分で気付いたり考えて動いたりはできません。
家事をしてくれる旦那の育て方
夫が家事をしてくれない大まかな心理は考えました。
では、家事をしてくれる旦那にするために、今度は具体的な方法で、家事をしない理由をクリアしていきましょう。
お互いの得意分野をリストアップする
どんな仕事も適材適所が基本です。
「部屋をきれいに保つ」ということ一つとっても、整理整頓が得意な人もいれば、掃除が苦にならない人もいます。
我が家の場合、私はお皿洗いや床の拭き掃除といった作業が好きな一方、整理整頓とか決められた場所に片付けるというのが苦手。
そのため、片付けは夫の担当、掃除は私の担当となっています。
細かい作業分担をするためにも、得意分野・不得意分野をお互いで理解しておくのは有用です。
やることリストを作り随時更新する
誰が何を担当するのかを細かく決め、全て文章化します。
チェックリストを作って、スマホアプリなどで共有するのも良いでしょう。
重要なのは、リストを作っておくことと、それを臨機応変に更新していくことです。
リストは、自分がやっていない作業は相手がやっているということを認識させられます。
日々変更・更新することで最初から完璧なリストでなくても良い、うまくいかなければ変えれば良いという心の余裕につながります。
締め切り日を決めてやり方は任せる
リストを作っていても、その通りに動けないことの方が多いのが現実です。
なので「遅くともいつまでにはやる」ということを決めておきましょう。
我が家の場合、洗濯物をたたむのは夫の担当ですが、洗濯物を取り込んでから3日以内という決まりがあります。
私が洗濯した日にたまたま夫が疲れて帰ってきて、洗濯物をたためなかったということでイライラするのは得策ではありません。
最初から「洗濯物が取り込んだままの状態で置いてあることが最大3日続く」と分かっていれば気分も楽です。
一方、私が担当のお皿洗いに関しては、次の日までなら置いておいて良しとしています。
夕飯を食べた後、お皿洗いを当日にしなくて良いので、食後のだんらんの時間をゆっくり過ごせています。
洗濯物のたたみ方やお皿の洗い方に関しては、お互いに干渉しません。
たとえたたみ方が変で服がシワになっても、お皿の洗いが不十分でも、相手を責めません。
締め切りを守れなかった場合の罰ゲームを考える
会社で働くこととの大きな違いはここです。
会社だと、締め切りを過ぎれば、同僚や取引先に迷惑をかけることになります。
しかし家事は、自分たちが困るだけです。
だから、そんなに深刻に考える必要はありません。
できるだけ楽しいことや、二人の役に立つことで罰ゲームを考えましょう!
後々何かで喧嘩になった時に「そういえばあの時もあなたは約束を守らなかった」といった文句がうっかり出ないようにするためにも、締め切りを守れなかったことをチャラにするシステムを考えておいた方が良いです。
例えば「相手の好きなお菓子を買ってくる」とか「500円財布から貯金する」といったことです。
罰ゲームを実行したらチャラとしておけば、お互いすっきりします。
まとめ
「家事をしてくれる旦那」は理想ですが、家事をしてもらうことは目的ではありません。
夫婦は、より良く生きるための同志!
家族が心地よく過ごせるホームを作るために、どうやったら協力しあえるかを柔軟に考えていきましょう。