ケーキはお祝いや手土産にぴったりのスイーツですが、冷蔵保存が必要なものが多く、持ち運びには気を使います。
でも、冷蔵庫がない場所に持って行きたいときや、長時間の移動が必要なときもあります。
そんなときに便利なのが、常温で持ち運べるケーキです。
この記事では、常温で持ち運べるケーキの種類、誕生日や手作りにおすすめの常温ケーキなどをご紹介します。
常温で持ち運べるケーキの種類と特徴
ケーキ屋さんのショーケースに入っているケーキは、基本的に要冷蔵で、消費期限も当日中のものがほとんどです。
生クリームや生のフルーツなど、火が通っていない食材や、水分の多い食材が使われていることが多いからでしょう。
一方、パウンドケーキのようなしっかりと焼かれたケーキや、バタークリームでデコレーションされたケーキは、常温でも比較的安心して持ち運べます。
差し入れや手土産にしたり、ピクニックに持って行くのにも人気があります。
ただし、気温が高い日や湿気が多い日は注意が必要です。
常温保存の目安は25℃以下と言われています。
25℃以上になると、クリームが溶けたり、ケーキが傷んでしまう可能性があるので気を付けましょう。
常温で持ち運べるケーキには、次のようなものがあります。
(線引きが難しく、ケーキと呼べるかどうか微妙なものもありますが)
- カップケーキやマフィン
- パウンドケーキ
- ナッツやドライフルーツのケーキ
- シフォンケーキ
- スポンジケーキ
- ガトーショコラ(チョコレートケーキ)
- ブラウニーケーキ
- バウムクーヘン
- バターケーキ
- カステラ
カップケーキやマフィン
チョコレートチップ、ブルーベリーなどのさまざまな味のマフィンや、デコレーションされたカップケーキが販売されています。
個別包装のものは、持ち運びに便利ですね。
(マフィンは、パンに分類されることもあります)
パウンドケーキ
重量感のあるケーキです。
生地にバターと卵をたっぷり使っています。
バニラやチョコレート味のパウンドケーキは、シンプルで飽きのこない味わい。
アイシングやナッツを飾ると、華やかになります。
シフォンケーキ
軽くてふわふわのケーキです。
プレーン、紅茶、抹茶など、シンプルな味のものが多いので、食べる時に生クリームなどをトッピングして楽しむこともできます。
ナッツやドライフルーツのケーキ
生のフルーツと違い、ドライフルーツやナッツがたっぷり入ったフルーツケーキは、保存期間が比較的長いです。
常温で保存しても風味が良く、クリスマスや贈り物にも最適です。
スポンジケーキ
しっかりと空気を含んだケーキです。
生地にバターを使わないことが多いです。
スポンジケーキだけで食べることはあまりないと思いますが、常温で持ち運べるので、トッピングだけ移動先でする場合にいいですね。
ガトーショコラ(チョコレートケーキ)
ガトーショコラはチョコレートケーキという意味です。
一般的には、チョコレートクリームでデコレーションしたものではなく、スポンジケーキのチョコレートバージョンのような、濃厚でしっとり・ふんわりしたチョコレートケーキを指します。
※ただし、中がトロトロになっているものは要冷蔵です
ブラウニー
濃厚でしっとり・さっくりとしたチョコレートケーキです。
こちらも、チョコレートクリームでデコレーションするのではなく、バター、チョコレート、卵、(生クリーム)などを混ぜて焼いたケーキを指します。
ナッツやドライフルーツを混ぜたりすると食感が楽しめます。
バウムクーヘン(バームクーヘン)
重ね焼きした層状のケーキです。
表面に、チョコレートやグラニュー糖をコーティングしているバームクーヘンもあります。
バターケーキ
バタークリームでデコレーションされたケーキです。
バタークリームは生クリームよりも常温に強いですが、気温が高いと溶けるので注意が必要です。
カステラ
和菓子のカステラは、日本の伝統的なスポンジケーキと言えるでしょう。
常温で持ち運びやすいお菓子です。
しっとりとした食感と、やさしい甘さが魅力です。
この他には、ケーキに分類されるか微妙なタルトやパイ。
タルトやパイも、生クリームや果物などでトッピングしていないようなものなら、常温で持ち運べるものがあります。
誕生日におすすめの常温で持ち運べるケーキ
誕生日には華やかなデコレーションケーキが定番ですが、生クリームや生のフルーツを使ったものは常温での持ち運びに向いていません。
しかし、これまでもご紹介したように、常温でも大丈夫なケーキは意外とたくさんあります。
例えば、パウンドケーキやカップケーキ、シフォンケーキなどの焼き菓子系のケーキや、バウムクーヘン、ガトーショコラなども常温で持ち運び可能です。
これだけ種類があれば、お好みのものが見つかるでしょう!
個人的におすすめなのは、ガトーショコラです。
妹がよく、家族の誕生日になどに作って持って来てくれていました。
ガトーショコラが好きな家族が多かったのですが、いつも美味しくいただいていました。
母のお気に入りの近所のケーキ屋さんで、常温保存できる美味しいガトーショコラを買ったことも何度かあります。
カップケーキも、飾りに絵や文字が入っていると、お誕生日らしく華やかになりそうですね。
いろんな味のカップケーキの詰合せも、好みのものが選べて良いかもしれません。
また、バタークリームでデコレーションされたバターケーキも常温で持ち運べます。
ただし、気温が高い時期はバターがだれてしまうので注意が必要です。
でもそれ以上に、バターケーキは好みの差がありますね・・・。
常温で持ち運べるケーキを手作り!簡単レシピを紹介
常温で持ち運べるカップケーキやパウンドケーキ、ブラウニーは、混ぜて焼くだけで作れます。
ここでは、カップケーキのレシピをご紹介しますね。
カップケーキは、マフィン型やカップに入れて焼く小さなケーキです。
生地にチョコチップやナッツなどを加えたり、アイシングで飾ったりして楽しめます。
材料(小さいマフィン型12個分)
- バター 60g
- 砂糖 70g
- 卵 1個
- 牛乳 80ml
- 小麦粉(薄力粉) 120g
- ベーキングパウダー 小さじ1
- チョコチップ 50g ⇐ お好みで
作り方
- バターは室温に戻して柔らかくしておく
- マフィン型に紙の型(グラシンカップ)をセットしておく
- 小麦粉とベーキングパウダーをふるっておく
- オーブンを180℃に予熱する
- ボウルにバターと砂糖を入れて、泡立て器でよく混ぜる
- 卵を加えてよく混ぜる
- 牛乳を2、3回に加えてよく混ぜる
- 小麦粉とベーキングパウダーを加え、さっくりと混ぜる
- チョコチップを加えてさっくりと混ぜる
- 生地をカップに均等に入れる
- 180℃に予熱したオーブンで20分焼く(竹串などで刺してみて、生地がついてこなければOK)
- 型から外して完成!
※マフィンの型が大きい場合は、焼き時間を調節してください