日頃からレターパックを使う機会が少ない人でも、赤いレターパックプラスと青いレターパックライトの二つのタイプがあることを知っているかもしれません。
それぞれが持つ独自の特長によって、ニーズに合わせて選べるのが便利です。
特に便利なのは、どちらのレターパックも週末や祝日でも配達される点で、通常の郵便よりも早く相手に届けることが可能です。
配送の速さについては、レターパックプラス(赤)がより優先されますが、どちらも速達と同じくらい早く届けることができる速さが魅力的です。
さらに、荷物の追跡が可能なので、送った荷物がどこにあるか心配することなく安心して利用することができます。
ただし、レターパックライト(青)は送れる物の厚さが3cmまでと制限があるので、送るものの大きさには注意が必要です。
これらの情報をもとにすれば、送りたいものがどんなものであっても、最適な配送方法を選ぶ手助けになるでしょう。
レターパックプラスとライトの速さと、速達との違いについて
日本郵便から提供されているレターパックは、手軽に利用できる郵送サービスとして人気があります。
このサービスでは、A4サイズの文書が収まる専用の封筒が用いられ、レターパックプラス(赤)とレターパックライト(青)の2種類があります。
それぞれの特性を詳しく見てみましょう。
配送速度の違いはほとんどない
レターパックプラスと、レターパックライトの主な違いの一つは配送速度です。
レターパックプラスは、速達郵便と同じように早く届けられることが期待されます。
レターパックライトは、それに近い速度か、場合によっては一日程度遅れる可能性があります。
これは、混雑時にレターパックプラスの方が配達優先度が高いためです。
急ぎで送る必要がある場合は、プラスの方を選択すると良いでしょう。
ただし、一般的にはどちらも次の日か翌々日には届くため、大きな差はないと言えます。
週末や祝日も配達、追跡サービスも完備(赤も青も)
レターパックは、赤でも青でも、週末や祝日にも配達される点が大きな利点です。
通常の速達郵便の場合、追加料金が発生することがありますが、レターパックなら追加料金なしで速達並みの速さで届けられます。
そして、どちらの色のレターパックも荷物追跡が可能なので、送った荷物がどこにあるかを簡単に確認できます。
レターパックプラスとレターパックライトの使い分け。同じサイズと重さで、厚みが異なる
レターパックプラス(赤)とレターパックライト(青)は、ともにA4サイズがジャストフィットする340mm×248mmのサイズで設計されており、重量制限も同様に4kgまでとなっています。
これらの選択肢を分ける一番の特徴は、厚みに関する規定にあります。
レターパックプラスは厚みに制限が設けられていませんが、レターパックライトは厚さ3cm以内という厳しい条件があります。
この制約は、レターパックライトが、主にポスト投函を想定しているために設けられています。
(プラスの方は、ポスト投函ではなく、手渡しとなっています)
レターパックライトを使用する際に、この厚みの規定は非常に重要です。
私自身、厚みが少しだけ規定を超えてしまった際に、郵便局で受け付けてもらえないことがありました。
郵便局で正しく受け付けられるかどうかは、専用の測定枠を無事通過できるかにかかっています。
これができなければ、レターパックライトではなくプラスを選択する必要があります。
そのため、レターパックライトの使用を考える際は、3cmという厚みの制限をしっかり守ることが大切です。
郵便ポストに投函する場合は、規定の厚さを少し超えても投函できると思いますが、郵便物が戻ってきてしまう可能性もあります。
郵便物が戻ってきてしまうリスクを避けるためにも、厚み制限のないレターパックプラスの利用をおすすめします。
レターパックプラスとレターパックライトの配送方法について
レターパックプラス(赤)とレターパックライト(青)では、発送手続きに差があります。
レターパックプラスは、自宅やオフィスからの荷物集荷サービスが可能ですが、レターパックライトではこのサービスを利用できません。
もし、レターパックライトで集荷を依頼しても受け付けてもらえないため、この点には注意が必要です。
集荷サービスを希望する場合、レターパックプラスの利用者は電話、ウェブサイト、またはLINEの公式アカウントから簡単に申し込むことができます。
両タイプ共通の特徴として、郵便局の窓口から直接送ることが可能であり、またポストに直接投函することもできます。
ただし、ポスト投函の際には、封筒がポストのサイズに適しているか確認する必要があります。
レターパックライトは、最大3cmの厚さまでと制限があるため、これを満たしていれば投函できます。
一方、レターパックプラスは厚さに制限がないものの、ポストの投函口サイズを超える場合は投函できないため、この点を留意する必要があります。
封筒がポストに入らない場合や、中身が破損する恐れがある時は、無理に投函せず郵便局へ持ち込むことをお勧めします。
レターパックの使い方は以下のステップで進めます(赤と青どちらにも適用)。
- レターパック専用封筒を購入します
- 送りたい物を入れて封をし、重さが4kg以内、ライトの場合は厚さも3cm以内に収めます
- 宛先や差出人の情報、内容品の名前を記載します
- 追跡サービスを利用するために、封筒に付属している保管用シール(QRコード)を剥がしておきます
- 最後に、郵便ポストに投函するか郵便局の窓口で直接発送します(プラスは自宅などからの集荷サービスが利用できます)
レターパックプラスとライトの料金差と購入先、コンビニでの取り扱いについて
レターパックは、送りたい物を入れて郵送できるA4サイズの特定封筒を使った便利なサービスです。
全国どこでも一律の料金で利用可能です。
- レターパックプラス(赤)は520円
- レターパックライト(青)は370円
上記の料金は、2024年4月の情報で税込み価格です。
2024年秋には料金改定が予定されています。
料金にはすでに切手代も含まれているため、追加で料金がかかることはありません。
旧料金のレターパックが手元にある場合、差額分の切手を貼る必要が出てきます(2019年9月までの料金はプラス510円、ライト360円でしたので、10円分の切手を追加する必要があります)。
レターパックの購入先
レターパックは郵便局だけでなく、日本郵便のオフィシャルオンラインショップ、楽天、アマゾン、ヤフーショッピングなどのオンラインショップ、そして一部のコンビニエンスストアで購入可能です。
オンライン購入の場合は、通常20枚単位での販売となっており、大量購入に適しています。
少量購入を希望する場合は、郵便局の窓口やコンビニが便利です。
コンビニで購入する際には、すべての店舗で取り扱っているわけではないため、注意が必要です。
ローソンでは取り扱いが多いものの、在庫状況によっては手に入らないこともありますので、購入を考えている店舗に事前に確認することをおすすめします。
レターパックとスマートレター、選び方ガイド
スマートレターという言葉に初めて出会う方も多いかもしれませんので、最初にスマートレターの基本情報からご紹介します。
スマートレター
- 料金:一律180円でどこへでも送れます
- 対応サイズ:A5サイズまで
- 重量制限:最大1kg
- 厚さ制限:最大2cm
- 追跡サービス:提供されていません
- 配達方法:郵便受けへの投函
- 配達日:土日祝の配達サービスはありません
スマートレターは、サイズや重量がレターパックに比べて小さく、料金も安く設定されていますが、配達にはやや時間がかかります。
レターパックとスマートレターを比較すると、スマートレターはサイズ、重さ、厚さの面で制限があり、追跡サービスがない点が大きな違いです。
また、レターパックは週末や祝日も配達されますが、スマートレターではそのサービスを利用できません。
そのため、スマートレターの配送速度はレターパックと比較して遅くなる傾向にあります。
レターパックライトとスマートレターの両方が郵便受けに届けられるのに対し、レターパックプラスだけが直接手渡しで、受け取り時に署名や受領印が必要になります。
まとめ
レターパックの赤色と青色のオプション、そしてスマートレターは、送りたいものの大きさや重さ、どれだけ早く届けたいかによって選ぶべきが異なります。
例えば、フリマアプリで売れた商品をできるだけコストを抑えて送りたい場合、これらの違いを把握していると、最も適した方法で効率的に商品を送ることが可能です。
この記事を活用して、あなたにとって最適な配送オプションを選んでください。