一般的には、生後5ヶ月を過ぎたころから離乳食がスタートします。
しかし、離乳食にはさまざまな悩みのタネがあるものです…。
離乳食を開始したばかりの赤ちゃんに多いのが、飲みこまないこと。
口から出してしまうのは、まだ食べることに慣れていないからなので、ママがお粥を食べる姿を見せてあげましょう。
生後7ヶ月になっても飲み込まないのは、もしかしたら食材が硬いのかもしれません。
柔らかくすることで解決する場合がありますよ。
この他にも、考えられる理由や解決方法をご紹介します!
お粥の離乳食を飲み込まない場合は?
はじめての離乳食は、十倍粥が多いのではないでしょうか?
お粥をなかなか飲み込まないことは、赤ちゃんにはよくある話です。
理由は、まだ口からミルク以外の食べ物を摂取することに慣れていないから。
今まで飲んでいたミルクと全く違うものが口の中に入ってきて、びっくりしてしまっているのかもしれません。
その場合には、ママやパパが赤ちゃんの前で、お粥を食べる姿を見せてあげましょう。
「おいしい!」
と、笑顔で食べることをおすすめします。
実際に食べている様子を見せて、赤ちゃんに食事の仕方や楽しさを伝えましょう。
私も、子供が離乳食を始めたころは、わざとおいしそうにご飯を食べました。
するとだんだん興味が出てきたようで、口をもごもごさせるようになりましたよ。
口を動かす仕草を見せたら、チャンスです。
柔らかくすりつぶしたお粥を、少量食べさせてあげましょう。
少しずつだけでも、食べられるようになってきますよ。
赤ちゃんのペースでゆっくり進めればOK
せっかくお粥をあげても、なかなか飲みこまないと心配になってしまいますよね。
「おいしくないのかな?」とか、どうしてなんだろう…と。
飲み込まないことが毎日のように続くと、だんだんと辛くなっていきます。
丁寧にすりつぶした十倍粥を作るのは、決して簡単なことではありません。
時間をかけて作ったのに、しっかりと食べてくれないとやるせない気持ちになってしまいます。
赤ちゃんの中には食欲旺盛で、離乳食をバクバク食べる子もいます。
一方で、なかなか離乳食を食べてくれない赤ちゃんもいます。
食べるか食べないかは、赤ちゃんの個性によっても異なりますよ。
そのため離乳食の進め方に、差が出てしまうこともありますが、赤ちゃんのペースを大切にしてゆっくりと進めましょう。
離乳食初期に赤ちゃんが食べ物を飲み込まないのは?
離乳食を開始するのは、だいたい生後5~6ヶ月ころですね(離乳食初期)。
先ほどもお伝えしたように、その期間に赤ちゃんが食べ物を飲みこまない主な理由は、離乳食に慣れていないことが考えられます。
その時期には、まだミルクで必要な栄養素を補給しているので、離乳食を絶対に食べなくてはいけないわけではありません。
あまり焦らずに、赤ちゃんのペースに合わせましょう。
十倍粥からはじめて、食べられるようになったらすぐに別の食材を試してみたくなりますよね。
離乳食の本などにも、細かく食材のスケジュールが記載されているので、何となく焦ってしまいます。
しかし、離乳食に慣れていない赤ちゃんの場合、すぐに別の食材を試すことでまた口から出してしまうことがあります。
慌てずに食べられるお粥を中心に離乳食を与えていきましょう。
少々大変ですが、ゆっくりと焦らずに、離乳食を進めていくことで、赤ちゃんが次第に食事に慣れていきますよ。
生後7ヶ月になっても離乳食を飲み込まない場合は?
離乳食初期の次には、離乳食中期が待っています。
(生後7~8ヶ月ころを指します)
その時期になっても、なかなか離乳食を飲み込まない場合もあります。
もしかしたら、食材の固さの問題かもしれません。
10倍粥から7倍粥へと移行する時期ですが、まだ離乳食を飲みこまない場合には、しばらくの間、10倍粥を続けましょう。
また他の食材についても、なめらかにすりつぶすようにします。
そのほかの理由としては、食事中の環境も考えられます。
騒音がしているなど、気が散る環境で離乳食を食べさせていませんか?
音や光が気になってしまい、食事に集中できていない可能性があります。
ミルクでお腹がいっぱいで、食欲がないケースもあります。
もしこれらの方法を試してみても全く解決しない場合には、地域に住む保健師さんに相談をすることをおすすめします。
小児科でも相談に乗ってくれる場合もあるようです。
まとめ
赤ちゃんが離乳食を飲み込まない場合について、理由や解決方法をご紹介しました。
いずれも、離乳食をはじめたばかりの赤ちゃんは食べることに慣れていません。
赤ちゃんのペースにあわせて、ゆっくりと離乳食を進めましょう。
あまり気負わずに離乳食を進めることが大切ですが、食べてくれないと落胆してしまうものです。
その場合には、周りに相談できる人がいれば話を聞いてもらいましょう。
思わぬ解決策が見つかるかもしれませんし、ママやパパの心も楽になりますよ。
赤ちゃんの離乳食づくりはとても大変ですが、いずれたくさん食べてくれるようになりますよ。
赤ちゃんが離乳食をごっくん、と飲み込んでくれることを願っています!